merita2006-04-09


甲府盆地を一望する絶景温泉。爽快感100%でストレスが吹き飛ぶ


1月〜3月の間、めちゃくちゃ仕事がいそがしくてサイトが停止状態でした・・・。今月からまた定期的に更新していきますので、よろしくです!


先週の木曜日のことですが、桜と桃の花を見に山梨の勝沼にいってきました。勝沼は私の温友(温泉友達の略)のラーキングさんも「あー勝沼住みてえなぁー住みてぇよ!」(なぜかテニプリの桃城口調です)と愛してやまない羨望の土地であります。なぜならそこには温泉がたくさんあり、都会から離れたちょっとした田舎の風景を堪能できるところだからです。


勝沼はブドウの名産地でシーズン中の9月にいくと大変な賑わいがあります。道路のいたるところに若いおねいさんが立ち並び、北朝鮮の美女応援団に負けず劣らすの笑顔を走行中の車に投げかけ、強引にブドウ園に立ち寄らせようとします。9月にいってみるとちょっとしたカルチャーショックを味わえるのでオススメです^^


さてシーズンオフの勝沼はというと・・・ぶっちゃけ閑散としているわけですが、4月には大きなイベントがあります。それは桃の花見です。勝沼の隣の一宮町には桃の名産地で、4月の中旬にいくと、文字通り桃源郷が広がります。先週いったときはまだ3分咲きといったところでした。たぶん今週末あたりに満開になると思います。ちなみにこの周辺には「ももの里温泉」という日帰り温泉もあって、ここからは桃の畑が一望できます。


さて、勝沼で温泉といえば、石和温泉郷が有名ですが、日帰り温泉もたくさんあります。その中でも外せない温泉といったら、これはもう、ほったらかし温泉でしょう。ほったらかし温泉は昔からあったんですが、最近は温泉雑誌やテレビで紹介されまくってしまい、すっかり有名になってしまいました。なぜ、それだけ多くの人をひきつけてやまないかといえば、日本屈指の絶景温泉だからです。


しかし、初めてほったからし温泉に行く人は道に迷いやすいです^^; 笛吹き川フルーツ公園の近くにあることはわかるんですが、このへんは農道なのでナビがあんまり利きません。地理的には公園の前の道路を直進していきたくなります。でもこれは×。実際は公園の中にはいってから右折して、坂を上っていくのです。公園の中に入らないとほったかし温泉にはたどりつけません。


公園に入ってもまだ迷う場面があります。坂をのぼるとそこには「赤松の湯ぷくぷく」という最近できた日帰り温泉があります。嗚呼・・・、なんという甘い罠でしょうか! ほったらかし温泉に入ろうとしてやってきた人は、たいてい場所がわからないのでちょっとした挫折心を味わいます。そこにタイミング良く現れる「赤松の湯ぷくぷく!!」http://www.akamatsunoyu-pukupuku.com/ あなたは「もうここでいいか」とあきらめてここに入ってしまうかもしれないです。まあここも景色いいんですけどね。でも、ほったからし温泉にいきたいなら、鉄の意思(大げさ)で「赤松の湯ぷくぷく」を素通りして、さらに坂を上っていきましょう。


途中の坂は細く凸凹なので心細くなりますがとにかく進みます。小さな遊園地と陶芸工房が途中にあり、目的地はさらにその先です。坂を登っていくとどんどん景色が良くなってきます。町並みが小さくなっていき、富士山が大きく見えるので自然に心は高揚していきます。そして山頂までいくとやっとほったらかし温泉に到着です^o^ 休憩所に行けば雲の高みから甲府盆地が一望できます。そしてあなたがもし苦労してこの温泉を見つけたのであれば、その景色と共にラピュタの有名なセリフが自然に心に浮かんでくるかもしれません。「ほったらかし温泉はほんとうにあったんだ!!」(なんのこっちゃ)


さて、ほったかし温泉は2つの大浴場があり、「こっちの湯」「あっちの湯」にわかれています。入浴料金は600円で、どちらかひとつにしか入れません。入り口の「こっちの湯」のほうが富士山は見やすいですが、全体的な景色は「あっちの湯」のほうが開けて見えます。最初にきた人は、施設が2つあることがわかりにくいので、「こっちの湯」に入ってしまいやすいのでここも注意でしょう。また、ほったからし温泉は、最近新たな源泉を採掘しました。「こっちの湯」は新旧の2つの源泉が、「あっちの湯」では新源泉が味わえます。今回は「あっちの湯」のほうに入りました。


「あっちの湯」では180度のパノラマビューが楽しめます。施設は内湯×1、露天風呂×3です。上段の露天風呂は長方形の大きな風呂で、下段は岩風呂と寝湯があります。下段の岩風呂はかなり大きく、東京、神奈川、埼玉にはこんな巨大な露天風呂はありません。


まずは上段の長方形の風呂に入ります。温度は熱め。そして若干ヌルヌルしていました。旧源泉は特色のない温泉でしたが、新源泉はヌル感が少しあります。PH10.1のようですが、そこまでのアルカリっぽさは感じませんでした。新源泉もやや平凡な温泉かな?と思います。温泉の感触なら近くの初花や山県館のほうが上でしょうか。


しかし、ここはなんといっても景色が売りです。青空の下に広がる甲府盆地と、山の間から見える富士山。これだけあれば十分です。たいていのストレスは間違いなく一気に吹き飛びます。もし、ハングライダーをもっているなら、ここから助走をつけてジャンプすればテイクオフができそう・・・それだけ視界が開けていて、空が高いのです。


下段の岩風呂は広くて心地がいいです。足を伸ばしてねこっろがったり、岩の間に具合のいいスペースを見つけて、そこでのんびりとできます。岩風呂は少し温めなので、景色をじっくりと見ながら長湯ができます。


今回は昼間に来ましたが、ほったらかし温泉は日の出1時間前〜22時までやっています。早朝にくれば朝日が、夜にくれば夜景が見られます。実はここは日本新3大夜景のひとつなんですね。ちなみに三大夜景は、北海道函館、兵庫六甲山、長崎稲佐山。新日本三大夜景は、 笛吹川フルーツ公園から見る山梨県山梨市、若草山から見る奈良県奈良市皿倉山から見る福岡県北九州市です。


結局温泉には1時間30分ほどはいっていました。外に出たあとは見晴らしの良い休憩場に移動。それが上の写真ですね。ちょっとした軽食をここで食べることができます。イチゴのアイスクリームがうまそうだったけど、運悪く今日は売り切れでした。


僕の評価は★★★★☆


ほったらかし温泉は、温泉の質としてはたいしたことはないかもしれません(たいしたことあったら、とんでもなく混んでしまうのでこれでいいと思う^^;)が、一見の価値はあります。友達が温泉にあまりいったことなければ、最初にこの温泉につれていきましょう。一発で温泉が好きになります。広くてイモ洗いにならないところもいいです。



ほったらかし温泉
http://www.hottarakashi.com/


ニフティ温泉口コミ情報
http://onsen.nifty.com/cs/kuchikomi/onsen_255/list/aid_19000554/1.htm



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